先週、フィリピンのFさんから「誕生日おめでとう!」の電話が かかってきた。彼女の夫は、日本で10年以上働いていたが、突然、脳梗塞で倒れ、意識のないまま帰国した。 もう7、8年になるだろうか… 彼女の声と共に、彼の泣き声と私を分かっているかのように叫ぶ声が聞こえてきた。話すことはできないが、何らかの意志表示をするようになり、家族に支えられて、自宅療養を続けている。 長くは生きられないと覚悟を決めて一緒に帰国したFさんにとって、 看病を続ける毎日は大変だと思う。それでも、毎年、忘れずに感謝の電話をしてくれる。 励ましと希望をもらうのは、私達の方かもしれない。 |
|
|