カトリックさいたま教区
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2015年2月オープンハウス全体会   R.K.  2015/2/13(金)
今月の全体会は、教区が運営母体の自立援助ホーム「マルコの家」の小田施設長による活動紹介。「マルコの家」はさまざまな理由で家庭による援助を望めない、義務教育終了後から20歳までの青少年たちの就労自立を支援している。

活動紹介ビデオ中の子どもたちの言葉が心に残った。「わたしは生まれてきちゃいけなかったんじゃないかな」「お誕生日を祝ってもらったことなんてなかった」―――虐待による心の傷や困難を抱えながらも、スタッフとのやり取りの中で人間関係の築き方を学ぶ子どもたち。子どもたちに寄り添うスタッフの日常や信頼関係ができるまでの葛藤の話には、その忍耐力と献身に頭が下がる思いがした。また、子どもたちが心の内を話せるような「マルコの家」の温かい雰囲気をうかがい知ることができた。

小田さんの話で印象的だったのは「弱者をさらに弱くする住みづらい社会」の中で、こうした子どもたちが安心して育っていくには、施設養護や里親制度よりも養子縁組が本当は理想だということ。施設や里親委託では、子どもたちは成人と同時に完全に自立していかなければいけない。そのため、子どもたちは成人するまでに働いて自立のための資金を貯金しなければいけないのだ。それと違い、養子縁組で家族の一員となる子どもたちは、長年大事にされる保証がある中で育つことができるそうだ。

この話を聞いて、ふと考えさせられた。神はどのようにして人を愛しておられるか。御子イエスを世に送り、わたしたちをイエスの兄弟姉妹にしてくださった神の愛。イエスを危険から守り、慈しみ育てた養父ヨセフ。「わたしの名のためにこのような一人の子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。」(マタイ18:5)このイエスの言葉に、わたしはどう応えているだろうか・・・

年若くして自立するために勉強や仕事を頑張る子どもたちをサポートするには、色々な方法があるそうだ。依頼があれば、小田さんは喜んで出張プレゼンテーションを行ってくださるとのこと。ぜひ、たくさんの人に聞いていただきたいと思った。

「マルコの家」のホームページ→
http://marchome.web.fc2.com/aboutus.html