カトリックさいたま教区
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つぶやき BLOG




恵みの時   M.S  2011/2/18(金)
大切に育てていたカランコエの花が寒さで枯れてしまった。ビニールハウスに入れていて大丈夫だと思っていたのに… 去年の冬の寒さには耐え切れたのだが、今年の冬は余りにも厳しすぎたのだ。早く家の中に入れてあげれば良かったと後悔しながら、「ごめんね!」と花たちに謝りながら、わびしい気持ちになった。
母が可愛がっていた猫たちが数匹死んだという電話があった。老人ホームに入居した母は「神様が呼んでくれたの。私がもうお世話できないから」とあきらめ口調だった。でも母にとってはきっと辛かったにちがいない。あんなに可愛がっていたのだから。
冬・・・大切なものがもぎ取られて行く季節。人生の冬にも痛みが伴う。でも春に向けて色々なものが剪定(せんてい)される大切な時なのかも知れない。新しい歩みに向けて、大切なものが何なのかを考えさせてくれるとき。親しい人達とのお別れもあるこの冬。長い期間、喜びも苦しみも共にした、友、兄弟姉妹が私たちから離れ遠く旅に出る。大切な絆を確認していくときなのだ。きっと春が来ることを信じて人生の目的を再確認する恵みの時なのだ。