カトリックさいたま教区
ホーム・Home初めての方へ・Welecomeお問い合わせ・Contactサイトマップ・Sitemapご利用について・Conditions of Useリンク・Links文字サイズ・Text sizeQRコード
カトリックさいたま教区

つぶやき BLOG







旧正月の龍の踊り   Sr.マリア・ラン  2010/3/4(木)
 ベトナムの正月や中秋の子供祭りなどでは龍の踊りを舞います。
龍の踊りは、中国から伝わったものです。歴史的にみるとベトナムは1000年近くの時間を中国と戦ってきました。そうした経緯からベトナムの文化は中国の影響を受けてきました。龍の踊りもそのひとつだと思われます。
 今年、川口教会では、旧正月を祝うためのイベントに龍の踊りを取り入れました。そのため、昨年末から、いろいろな準備をしてきました。まずベトナムから龍を調達しなければなりませんでした。それを二人の信者さんご夫婦が請け負ってくださいました。しかし、それは、大変なミッションとなりました。空輸するには龍と太鼓がサイズ・重量ともにオーバーして運ぶことができません。まず先に龍をご主人が運び、一週間後に奥さんが太鼓とシンバルを運んで下さいました。JALは計量オーバーを理由に受け入れに難色を示しました。しかし、お二人がJALと熱心に折衝を重ね、何とか了承を得ることができました。そのために、ご自身の荷物は持ち帰ることができなかったということでした。そのことを聞き、心苦しい思いでいっぱいになりました。
 お二人のご苦労が実って、無事に龍と太鼓とシンバルが教会に届けられました。それから、5人の青年たちが毎週末、猛練習に励みました。太鼓とシンバルは振動が大きく、ご近所に迷惑をかけたこともあり、戸外での練習は急遽とりやめ、屋内での練習に切り替えました。そうした様々な苦労の末に披露できた龍の踊りに、皆さまが目を細めて喜んでいらっしゃる姿に幸せを感じずにはいられませんでした。