カトリックさいたま教区
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難民移住移動者委員会全国大会IN福岡   終身助祭 斉藤 優  2009/11/18(水)
 「きかんね、みらんね、しゃべらんね」に加えて「おどらんね!」のスローガンで雰囲気をお伝えしたいと思います。
 まず「きかんね」は、我がさいたま教区の谷大二司教の講話でした。「モーセの十戒を見直す」とのタイトルで、エジプト脱出をしたイスラエルの共同体の解放者である神から与えられた十戒について解説しつつ、それを現代に置きなおすとどのように理解することができるか、という内容でした。私はそれを抑圧の手段となる社会制度を作ってはならないとの戒めと受け止めました。罪深い私は解放された気分になりました。続いて「アジアに生きる会・ふくおか」の井上幸雄氏から移住労働者の人権を守る活動について話を聞きました。これらの「きかんね」を十分に消化するため、その夜は仲間と共に中洲を散策し屋台の暖簾に吸い込まれました。
 「みらんね」は大村入国管理センター。そこでは入管職員の緊張と警戒感から物々しい雰囲気が漂っていました。収容されている「彼ら」の解放を願わずにはいられませんでした。別コースでは強制連行された朝鮮人炭鉱労働者の歴史探訪「筑豊を訪ねて」。彼らが国家を守る戦争の犠牲者だったと考えると心が痛みます。
 いよいよ「しゃべらんね」。グループに分かれて2日間体験したことを分かち合いました。私たちは今大切にしているものを守ろうとするあまり仲間同士の間に壁が出来ていること、その壁を崩すことで新たな協力関係を築くことができるのではないか、との私の思いを伝えました。
 さいごに「おどらんね!」です。交流会でペルーの民族音楽を楽しみ踊った私たちは、解放されて心をひとつにすることができました。