カトリックさいたま教区
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カトリックさいたま教区

オープンハウス OPEN HOUSE


カトリックさいたま教区国際交流センター
International Center, Catholic Diocese of Saitama


「あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族であり、
使徒や預言者という土台の上に建てられています。」

(エフェソの信徒への手紙 2:19-20)


オープンハウスの活動

活動の中核としているのは、以下の3つです。

■相談支援活動

 生活や人権に関する相談、またはこうしたケースの対応をしている方々の相談に乗っています。現 在は、教区内全域を対象として、結婚・離婚・同棲などの家族の問題・教育・労働の相談、ビザ申請 の手続き・入管への訪問・裁判の傍聴・病院での通訳などの支援を行っています。なお、シェルター (避難所)は行っておりません。言語別サポートチームは、月 1 度のオープンハウス全体会で現状課 題についてわかちあい、支援と司牧活動に必要なノウハウを学んでいます。


■多国籍信徒の宣教司牧

 日本で暮らす外国人たちにとって、教会は精神的なよりどころとして大切な場です。ミサを受けた い、初聖体を受けたい、洗礼を受けたいという外国人のために、その準備のお手伝いをしたり、テキ ストの作成・配布を行っています。(現在は、ポルトガル語のミサレット ”Missa do Peregrino”とニ ュースレター ”Peregrinos”、スペイン語のニュースレター ”Caminantes”)
 また、日本の教会が多文化の恵みを生かせるよう、外国籍信徒が日本人信徒とともに活動できるよ う協力しています。より豊かな司牧活動を目指すために、教区内の多国籍信徒の宣教司牧の調査研究 を行っています。


■言語別サポート

 言語別・地域別のニーズに応えるため、司祭・助祭・修道者・信徒でサポートチームを構成し、各 ブロックチームに協力しています。また教区の多言語司牧の窓口として、多言語司牧の活動内容や範 囲を定める調整、ブロック内における多言語の集会やミサの連絡・調整を行っています。



オープンハウスのスタッフ

オープンハウス事務局と言語別サポートチーム(スペイン語・ポルトガル語・タガログ語・英語・ベ トナム語)
所長: ジャック・セラテ神父


相談時間 Consultation Hours

相談者の付きそいのために、スタッフが不在の時もありますので、なるべく事前に連絡してからお訪ねください。

相談時間
Consultation Hours
火、水、金 10:00 - 17:00(Tue, Wed & Fri)
対応言語
Languages
英語・English:      水、金(Wed & Fri)
タガログ語・Tagalog:   水、金(Wed & Fri)
ポルトガル語・Portuguese:火(Tue)
ベトナム語・Vietnamese: 火(Tue)


わたしたちが大切にしていること

 1994 年 2 月に設立以来、オープンハウスでは日本で暮らす移民・難民、外国人労働者たちや外国人配偶者たちの様々な相 談に乗ってきました。仕事、ビザ、病気、家庭問題、教育、信仰やアイデンティティーの葛藤ー。わたしたちは弁護士、行政 書士、医者といった専門家ではありませんので、当事者の代わりに問題を解決したり、手続きを進めるといったことはできま せんが、外国人として日本で生活する中で不安や困難を抱えている人たちと、教会というひとつの家族として助け合い、共にいることを目指して活動しています。相談者の自立支援を意識し、人とのかかわり方について日々学び、支援しています。また、スタッフ自身が良い状態で相談者と関われるよう、スタッフのサポート体制としても、チームワークを大事にしています。

 教会内の宣教司牧においては、信徒のリーダー養成講座や黙想会など、海外からの移住者のための信仰教育をチームで行っています。「外国人のサポート」という目的だけではなく、教会全体の未来を見すえながら司牧することを意識しています。海外から来る人たちの中に見られる信仰の熱意や彼らが大切にしている民間信心の信仰表現には、日本人信者が学べることがたくさんあります。本来、世界中の人々がひとつに集う「多国籍」である教会が、こうした恵みをわかちあい、共に主を賛美できるような共同体作りを目標にしています。わたしたちが目指す「多様性の中の一致・統合」は“同化”の共同体ではなく、教会に集うそれぞれが各文化背景を生かせるような共同体です。多様であるからこそ、キリストにおける一致のあかしとなれるからです。そのために、外国人を“お客さん”ではなく、教会の一員として一緒に活動できるよう、教区内に呼びかけています。 真の一致のためには、日本人・外国人双方の心づかいと努力、時間をかけた話し合いが必要ですが、それをとおして兄弟姉妹愛を育むことができるでしょう。

 また、わたしたちはダブルの(多文化背景をもつ)子どもたちのための文化継承や信仰教育も行っています。親の言葉がわからないため、親と十分なコミュニケーションが取れないことや、日本で生まれ育ったのに周りからは外国人として扱われることなど、子どもたちも様々な困難を経験しています。彼らが自分たちのルーツに誇りをもち、「多文化共生」という宝を多くの人とわかちあうことができるように、また将来、彼らが教会と社会の良いリーダーとなれるよう支援していきたいと思います。