カトリックさいたま教区
ホーム・Home初めての方へ・Welecomeお問い合わせ・Contactサイトマップ・Sitemapご利用について・Conditions of Useリンク・Links文字サイズ・Text sizeQRコード
カトリックさいたま教区

なりたち OUR HISTORY

(2010年4月13日付お知らせより抜粋・修正)

さいたま教区司牧者、信徒の皆様

2010年4月13日
さいたま教区長
司教 谷 大二

司牧センター設置のお知らせ

主の平和
 ご復活おめでとうございます。4月の人事異動でもお知らせしましたように、2010年4月から教区事務所は組織を変更し、司牧センターを設置することになりました。

 司牧センター設立の趣旨は以下のとおりです。
1997年から2007年までの10年間、新年のメッセージの中で「多国籍教会」という言葉を用いて「一つの教会」作りを呼びかけてきました。多国籍という言葉は、さいたま教区内に生きる、さまざまな言語を母語とするすべての信徒を指します。もちろん、その中に日本語を話す信徒も含まれます。司牧者をはじめ信徒の皆さまの理解と協力を得て、当初の目的であった「多国籍教会」作りはある程度の成果をあげました。最初のステップはクリアできたと考え、2008年からは新年のメッセージは、多国籍教会への呼びかけから、多国籍信徒全員を対象としたテーマに切り替えることが出来ました。

 協働宣教司牧が始まって2年、今や教区の歩みは第2のステップに進むべきときです。信徒の役割の重要性もまし、リーダーシップのとれる信徒の養成が急務となりました。これまでの教区主催の養成講座は、主として日本語のできる人を対象としてきました。一方で、オープンハウスによる言語別リーダー養成も行われてきました。別々に行われてきた信徒養成も、今後は両者の足並みを揃えることが教区全体にとっても、ブロック、小教区にとっても重要な課題となります。

 教会学校や青年のグループにも、ダブルの子どもたちが増えてきており、この人たちをどのように養成するかも緊急の課題です。実際の養成や子どもたちへの呼びかけに、これまで以上にオープンハウスなど言語別司牧者の協力が欠かせません。典礼委員会、みことば委員会、子どもの信仰教育委員会、青年召命委員会、教区大会実行委員会などと言語別グループとの連携の必要性も高まっています。

 以上のことがらを踏まえて、司牧センターを設置し、信徒の養成に関する事務局としての役割をゆだねることにいたしました。司牧センターには、多言語の司牧と移住者・難民の人権を担当するオープンハウス、入管の牛久収容所訪問チーム、環境と貧困の情報を扱うデスクなどが配置されます。センター長・齋藤紳二助祭、副長・クレーバー神父、その他スタッフがチームを作って担当します。
 皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。なお、司牧者大会、司祭黙想会など司牧者に関することはこれまでどおり教区事務局が担当します。

  より豊かな教会共同体、ひとつの教会を目指して協力していけるよう、聖霊の導きを祈ります。
  +全能の神、父と子と聖霊の祝福が皆様の上にありますように。

以上