サポートセンター DISASTER RELIEF CENTER
ボランティア・ダイアリー VOLUNTEERS' JOURNAL
(大熊町)上神白仮設カフェ 及び (楢葉町)高久第9仮設カフェ 2017/03/01(Wed) ◎いつも、このページをご訪問頂き、ありがとうございます。「3.11ミサ」に関する話題です。 ◎来る3.11(土)の高崎教会での「追悼・復興祈念」ミサに、遠い茨城県や栃木県からもご参加くださるとの嬉しい知らせを頂いております。感謝です。 ◎今週は、群馬県の高崎教会と藤岡教会からのボランティアさんなので、「折角、群馬までお越しになるなら世界遺産の『富岡製糸場』を見る時間が取れるかね?とか、上州のソウルフード『焼きまんじゅう』をコースロスなく食べて貰うには何処かね?」とか話が盛り上がっています。 ◎「明日、ボランティアが終わったら、時間を想定したコースを下見しながら帰ります。」とか。ご関心の向きは、来週以降「もみの木」にお問い合わせください。 ●さて、本題です。 ●本日午前は、上神白仮設カフェ。ご常連のIさんの誕生日会。本来2月のお誕生日でしたが、カフェ日程の関係で3月1日の本日のお祝いになりました。 ●ボランティアが用意した「片面折り鶴」を披露すると、此処の皆さんは、直ぐに「喰いつき」その熱心なこと。隣どうしで教えながら、覚えようと取り組んでおられます。 ●途中、仮設のご親戚を訪ねて来られた富岡町のご夫婦も立ち寄って下さり、「4月1日の避難指示解除」の話などされていました。 ●此処の顔とも言える「F山」さんが、今年10月には転出予定とのことを伺いました。『大熊に帰りたい。』と一言。 ●「もみの木」から、4月からは月に一度の訪問になってしまう事を予めお断りしました。 ●午後は、高久第9仮設カフェ。 ●いつも「出前」でお尋ねするMさん宅でも、転居に向けたお話がありました。「私は、楢葉に帰りたいんだけと、子どもの敷地内に家を建てること何って。」、「6年も住んでいると仮設を出るのも淋しい気がします。」とも。 ●一方、此処の仮設でのご常連のWさん。「去年あたりから、よく眠れない。」。いわき市内に住宅は手配済で、年内には転居することになるものの。「放射能がなけりゃ、オラ、こんなとこ居やしねぇ!」と私たちに話し、少し、元気な顔で笑われていましたが、歌も歌わずお帰りになりました。 ●先月、10の仮設を巡回した、仙台ウルスラ学園の小学3年生から届いた「励ましの便り」を集会所に貼って下さるとのことになり、もみの木からお持ちして此処の集会所に落ち着くことになりました。 ◆写真(左)は、お届けが今になってしまったものの、動物(犬)の日めくりカレンダーを喜んでくださっている皆さん。 ◆写真(中)は、「片面折り鶴」を教えているところ。(左手のギブスをものともせず、熱心に教授。) ◆写真(右)は、集会所に貼って頂いた「仙台ウルスラ学園小学生からの励ましの便り。」を 初めてお読みになっているところ。 |
(楢葉町)高久第10仮設カフェ 及び (同町)小名浜林城仮設カフェ 2017/03/02(Thu) ◎本日午前の高久第10仮設は、何時もお借りしている「第1集会所」が確定申告の受付会場となっていたため、第10仮設で一番南側の「談話室」で、ほぼ3年ぶりにカフェを開きました。 ●本日は会場が変わったこともあり、準備を整えてから早速、仮設団地内へ声掛けに回りしました。 ●しかし、会場変更に加え、気の乗らない空模様も手伝ったのか、いつも散歩の後に「もみの木コーヒー開店」を待って来場する男性方が一人も見えず。 ●それでも、11時になると体操サークル終了後のメンバーがドッと押し寄せ、一気に11人が来訪。後に相談員さんのT原さんも顔を出してくださった。 ●誕生日会は此処の仮設でいつも参加してくださるS本さん外1名。S本さんは今日を覚えていてくださり、病院帰りに談話室に寄りこんでくれました。 ●3月1日に双葉郡周辺の高校の卒業式があったものの、避難のこともあり卒業生は数人、廃校になる高校もあることなどが話し合われていました。 ●午後は、日立教会の日帰りボランティアと聖母訪問会のSr.藤原が林城仮設を訪問。 ●本日の誕生日会は、いつもカフェにご参加くださる94歳のTさん。 「仮設住宅供用期間終了時には楢葉に帰る予定。」とのことだが、「もみの木」さんが何時まで来てくれるのか心配です。とのお話もあり『4月からは月に一度になってしまうものの2018年3月までは続ける予定です。』とお伝えしました。 ●此処の2月のカフェは会場都合で開催がなかったこともあり、仮設外からカフェに参加された方々としばらくぶりの再会らしく参加者同士で、話が盛り上がっていました。 ●その後、アメリカ大統領が変わったからか、久々に『トランプ』を引っ張り出してきたボランティアが、首脳会談で日本が引かされたかも知れない『「ババ」抜き』を提案。 ●皆さん意外と真剣になって、カードを引く度に一喜一憂。「大勢でやると楽しいね。」となり、2度目は会場に唯一人の『「じじ」抜き』にして、もう一勝負。(ジジは一人でカップを洗っておりました。) ◆写真(左)は、お誕生日会でお祝いのTさん。全く年齢を感じさせない明快な内容の会話とお元気さです。 ◆写真(右)は、盛り上がっている『トランプ』遊び。(「某国首脳」は遊びでは無い様で困りますが。) |
(楢葉町)高久第6仮設カフェ 2017/03/07(Tue) ●本日は、栃木県は那須教会のお三方が高久第6仮設カフェに。 ●今月の誕生日会の該当者は無しも、皆さんでケーキを頂きました。 ●所用でお出かけだった自治会長のK村さんが、後半から参加してくださり、ボランティアが用意した、春の歌を集めた歌集を手に、気持ちよさそうに唄われた。 ●聖母訪問会のSr.が難聴の方によくお相手して下さった。 ●最終盤には、K村さんが「謎なぞ」の新しい本を持ってこられ、スタッフ相手に難解な出題をしては楽しんでいた。 ◎聖母訪問会Sr.藤原が同行参加。 ◎午前中、楢葉町役場いわき出張所に4、5、6月の集会所使用申し込みをするとともに、4月からは月に一度の訪問となることをお伝えした。 ◆写真(左)は、楢葉町いわき出張所 ◆写真(中)は、楢葉出張所の後ろは、いわき市役所 ◆写真(右)は、トラピストクッキーを頂戴してお礼のあいさつをされている自治会会長のK村様。 |
(大熊町) 下矢田第2仮設住宅 及び (楢葉町)高久第8仮設カフェ 2017/03/08(Wed) ●本日、午前は引き続き栃木県は那須教会の皆さんがご担当。 ●下矢田第2仮設では、ボランティアの声掛けにより、1歳3か月の男の子を連れたお母さんが初めて来場してくださいました。 ●伺うと、今月中に楢葉町のコンパクトタウン内に出来た復興住宅に当選しての転居とのことでした。 ●此処下矢田第2は、大熊町民の仮設ですが、自治会長さんの弁によれば、ご夫婦のうちどちらかが、楢葉町のご出身とのことでした。 ●始めてお出でいただいたのですが、残念ながら、今月中のお付き合いということに。 ●午後からは、埼玉北ブロックの熊谷教会のお三方がボランティアに。 ●すでに何度かお邪魔している、楢葉町民の高久第8仮設を訪問。 ●此処の仮設も、すでに転居された方々もあり、「もみの木カフェ」を目標に、仮設の皆さんに会いに見える方もあり、賑やかなカフェです。 ●本日は、誕生日会該当のお二人も参加され、ハッピースディを唄って始まりました。 ●いわき市内に転出された方からは、誤解に基づくものであることは解っていても、多額の補償金を得ている転入住民との烙印を押されての生活は何ともやるせない。とのことも。 ◆写真(左)は、(楢葉町)高久第8仮設での誕生日会様子。 ◆写真(右)は、本日皆さんにお配りした、那須のトラピストのシスターから頂いたガレットとみすず飴。 |
(大熊町) 好間工業団地第3応急仮設住宅カフェ 2017/03/09(Thu) ◎写真は、選択すると拡大できます。 ●本日は、引き続き埼玉北ブロック熊谷教会のボランティアが担当。 ●本日は、何時も欠かさずに「もみの木カフェ」に参加してくださり、どちらのボランティアさんにもお馴染みY田さんの誕生日会でした。 ●何時も大熊町復興のためのNPO活動にお忙しい自治会長さんも久々に参加。12人の参加を得て賑やかな誕生日会。 ●毎年、3.11を迎える時期となると、良し悪しはともかく、思い出したような情報特番が組まれますが、本日の好間第3仮設カフェには『共同通信』の記者が参加して、仮設の皆さんに取材していました。 ◎大熊町役場のいわき出張所に4、5、6月の集会所使用申請を行うとともに、4月から月に一度の訪問になることをお伝えしました。 ◎本日は、午後のカフェ予定の無い日でした。 ◆写真は左から、誕生日ケーキのろうそくの火を吹き消すY田さん。(写真掲載了解済) ◆左から2枚目は、すっかり片付けられた火災の後地。 ◆3枚目は、工業団地内の企業の建物に入居している大熊町役場いわき出張所。 ◆4枚目は「共同通信」記者。埼玉県は毛呂山町の出身とのこと。(HP掲載をお断り済) |
3.11東日本大震災被災者追悼・復興祈念ミサ 2017/03/11(Sat) ★写真は選択して頂くと拡大される筈です(たぶん)。 ◎本日で、2011年3月11日の東日本大震災発災から丸6年が過ぎました。さいたま教区サポートセンターでは、群馬県の高崎教会をお借りして被災者追悼と被災地復興を祈念するミサを捧げました。 ◎教区内4県のボランティアの皆さんや高崎教会をはじめとする多くの群馬県の皆さんが集まって下さいました。 ◎ミサ会場を快くお引き受けくださった高崎教会の皆さん、たくさん集まって下さった群馬県の皆さん、ありがとうございました。 ●写真を上手に並べて処理できないので、見づらいかと思いますがご勘弁ください。 ●写真一枚毎にキャプションをつける技術がないので、左から説明していきます。(スミマセン。) ◆1枚目、高崎教会は2階がお御堂になっています。 2枚目、立派なルルド。 3枚目、祭壇。 4枚目、主司式者は、教区サポートセンター長の鈴木國弘神父様、左は群馬西ブロック(高崎教会)担当の国本神父様(ホアン神父様の実兄です。)、奥に群馬西ブロック担当の根津助祭、右に「カリタスさいたま」担当司祭で、前「もみの木ベース長」のホアン神父様。 5枚目は、本日のお説教は、ホアン神父様がご自身のボランティア活動を踏まえ、会場を和ませながらも「本当に人を大切にすることは。」などについてお話しくださいました。【これ、受け方が「ハズレ」かも?】 6枚目は、奉納を務めてくれたお子さん。(確認漏れたけど、6年前は何歳だった?生まれてたかな?) 7枚目は、共同祈願をなさる、各県からお集まりくださったボランティアの皆さん。 8枚目は、100名を超える参加を得てのミサ風景。 9枚目は、ミサ後の交流会の様子。【高崎教会の皆さん!ありがとうございました!】 |
(大熊町) 下矢田仮設住宅カフェ 2017/03/14(Tue) ●本日午後は、水戸教会のお三方が下矢田仮設を訪問。 ●「とすねっと」の司法書士の先生も同行しました。 ●カフェでは、JリーグチームのユニフォームコレクターのTさんが、アイスホッケーチームのユニフォームも収集していることが判明。早速、持ち込んでのご披露となりました。 ●また、本日同行の「とすねっと」の司法書士の先生と熱心なサッカー談義も。 ●一方、ボランティアも仮設の皆さんの隣に座って、震災当時の大変なご苦労を伺いましたが、ある意味では6年と言う時間があってのことかと思わされました。 ◆写真(左)は、Aさんがタブレット端末でサッカー談義。聞き役はO司法書士。なお、向かって左のAさんが着ているのは、アイスホッケーチームのレプリカユニフォーム。(因みにAさんは「スケートは出来ません。」とのこと。) ◆写真(中)は、本日訪問先へのお土産として持参した「はいはい人形」 ◆写真(右)は、被災当時の深刻な苦労話をお聞きする3人のボランティア。 |
(楢葉町)高久第9仮設カフェ 2017/03/15(Wed) ●本日の午前の上神白仮設カフェは、他の行事との重複があり、中止となっていました。 ●よって、本日は午後のカフェのみで、水戸教会第2組の4名の方々がボランティアに見えました。もみの木ボランティア初参加のご夫妻も登場。 ●高久第9仮設では本日がお誕生日と言う女性の誕生日会。「成人式は過ぎましたか?」と伺うと、「はぃ〜っ、四回ほど!」とのお答え。何時もの様に元気なご婦人方の会話が集会室を席捲しました。 ●前回、「なかなか眠れない。」と仰っていたWさん。カラオケの話を向けるとだんだん元気になり、家まで歌詞カードを取りに戻り、ご機嫌に3曲唸りましたが妹さんに茶々を入れられて『おかんむり』。 ●とは言え、前回よりは元気な様子でなによりでした。 ◆写真は、もみの木ボランティアの間では「第9仮設の北島三郎」でとおる。Wさんの一節うなる様子。 |
(楢葉町)高久第10仮設カフェ 2017/03/16(Thu) ●本日午前は、高久第10仮設へ。 ●前回に引き続き、お散歩おじさんグループが見えなかった。 ●団地内を一回り声掛けしながら、3名ほどの方に会ったが常連の男性には会えず。「空室」の表示が目立ってきた。 ●11時過ぎには何時ものとおり体操グループの皆さんが、第2集会所から流れてご来場。本日のお誕生会該当者を待ってケーキを切った。 ●もみの木の当初から手芸に来所され、かつてのスタッフK木さんの時に、もみの木にコーヒーを飲みに見えていたI沢さんが久々にご来場。楢葉に帰る時期について逡巡しているとのこと。 ●第10仮設支援員のT原さんが、即興で本日の漫画を描く。 ◎本日午後の林城仮設は、自治会都合で中止でした。 ◆写真は本仮設支援員のT原さんが描く、漫画日めくりカレンダー。即興で「あっ」と言う間に描き上げて、会場から拍手万雷。 |
(楢葉町)高久第6仮設カフェ 2017/03/21(Tue) ●今週は、茨城県土浦教会の皆さんが4つの仮設を担当くださいます。 ●今日明日は、一組目のお三方で、奥様に誘われて(「命じられて」じゃないと思います。)初めて「もみの木」に来てくださったご主人様も。 ●本日は高久第6仮設。生憎の雨と昨日に打って変わっての寒さもあったのでしょうか、此処の仮設では珍しく少人数でした。 ●ご婦人たちは、これからの季節、山に入っての山菜取りの話や珍しいキノコの話など。 ●昔を懐かしむ話を一しきりされた後で、「もう年だし、山にも入れないし。」と、除染出来ない山は依然として放射線量が高いままであることをご理解です。 ●それでも「あの日に帰りたい。」気持ちをお持ちです。 ◎4月から月に一度の訪問をお断りし、2018年3月までのカフェ予定日を掲示させて頂きました。 ◆写真は「山菜取り」の話をされている皆さん。(この後、自治会長のK村さんもご到着。) |