みことばを音楽と花で表現する、典礼と生け花の会主催の「三つのハーモニー」が、11月3日(土)上福岡教会で開かれました。長野、千葉、群馬、埼玉の各県と、東京から、総勢100名の参加が有りました。 テーマ「信仰」は、生け花、聖書の朗読・詩吟、音楽(フルート、シター)で構成されました。この集いは、1993年に第1回の研修会を日本で開いて以来、毎年一つのテーマを決めて、各地で開いています。音楽を取り入れた三つのハーモニーの研修は今回で5回目でした。朗読は3名の上福岡教会の青年男女が担当し、レミ神父様のご指導を受け丁寧に伸びやかで、深く心に染みわたるようでした。詩篇は、詩吟で井上さんでした。音楽の、シターはダミアン原田さん、フルートは池田里奈さんが担当しました。 @受胎告知の生け花(上福岡教会): 沈黙の中、み言葉を聞きながら奏でられる美しい調べに心を合わせ、いつもの教会での献げ物の作品を作り上げるように受胎告知の神秘の瞬間を表現してみました。事前に聖書を良く読み大天使ミカエルのお告げの言葉を受けるマリア様の情景を思い起こし、黙想して、お花の準備をし、上福岡生け花チームが一致して作品としました。花材は、柳、白百合、薔薇一本、その他です。 Aエリザベト訪問の生け花(大宮教会): 大宮教会の二人の生け花担当者が、百合のお花と薔薇を中心にして、マリア様、エリザベトの喜びの情景を丁寧に香り高く生けられました。賛美の形の花と、音楽と、みことばの朗読の、三つが調和して天に吸い込まれていく様に感じられました。 Bルドビコ茨木の信仰の生け花(川口教会): 少年の真っ直ぐな心を椰子の葉と榊とそれに真っ直ぐに伸びた枝に丸いピンクの花がほろりと可愛く咲いていて、温かな心で神に向かった少年の心が忍ばれました。この上福岡教会はルドビコ様を頂いている教会です。教会訪問の折ルドビコ様に深く感銘を受けた川口教会の大泉さんが、ルドビコ様のステンドグラスの前で生け花を献げられました。 典礼を知る事は私達にとって大切なことです。意味のある生け花をして、見えない神秘へと誘えれば嬉しく思います。(上福岡 石原千代子)
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