 井手均さんの講話
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 カトリックの賛美
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7月21日、カトリック上福岡教会の聖堂にて、近隣の改革派、バプテスト両教会との協働組織<上福岡キリスト教協議会>の研究交流会が行われました。3教会から約60名が、参集しました。 [第一部]カトリック上福岡教会の井手均さんの講話 浦上四番崩れの<旅> 浦上村民は、仏教徒を装いながら、秘密組織で信仰を守ってきました。幕末に来日した宣教師にキリシタンであることを表明し、自らの教会であることを確認しました。江戸幕府に、キリシタンであると示しました。江戸幕府は、浦上村民に棄教を迫り、多くが棄教しましたが、棄教しなかった村民に従って、棄教を撤回しました = キリシタンであると再び申し出ました。明治政府は、浦上村3000余人を<総流罪>処分し、各地にバラバラに流し、重労働を課し、飢えさせ、拷問し、棄教を迫りました。この苦難の生活「旅」で、全ての信者は、信仰を守りぬきました。約5分の1の信者は死亡しました。隠れキリシタンは、<言い伝えに従って>自らの信仰を表明し、四年間の「旅」を耐え、神に従う生活に戻ったのでした。<崩れ>とは、<キリシタンへの弾圧事件>です。<三番崩れ>までは、<他者の密告>から始まったのですが、<四番崩れ>は、キリシタンとして弾圧されることを覚悟した上での<自らの信仰表明>から始まりました。私たちは、この<強い信仰>に感激しています。 [第二部]3教会は、賛美の歌を交換しました。(上福岡教会 佐伯 和男)
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