さいたま教区が運営する震災被災地サポートセンターもみの木の現在の活動は、仮設住宅に閉じこもりがちになる被災地住民の方々に仮設の集会場に出て来てもらい、様々なイベントに参加してもらう、または持参したコーヒーやお茶などをのみながらの四方山話をしてもらうことによって少しでもストレスを発散してもらおう、という方向性の中にあります。 仮設の集会場にテーブルコンロからカップ、布巾や洗剤までで持ち込んで開く「もみの木出張カフェ」がそのツールです。そこで会場を設営し、可能なら呼び込みをし、コーヒーをいれ、話し相手になり、撤収時には集会所の掃除、こうした作業をしているのは、さいたま教区の信徒達。もみの木のある福島県いわき市に比較的近い、茨城、栃木県はもちろん、群馬県からも、もみの木の呼びかけに答えてグループとそのローテーションを作って信徒達が交替で訪れています。 もみの木を利用したそうしたボランティア活動は、経験を経て標準化され、現在では火曜日の午前中にもみの木入りし、もみの木の2階に宿泊しながら、2日半活動して木曜の夕方に現地を離れるパターンになっています。 埼玉西ブロックもこの活動に参加しませんか? @ わたしたちに何が出来るの? はっきり言って私たちに被災地の方々の不便な生活や苦しみを解消させる力はありません。その意味では出来ることはありません。ですが、集会所に来てくださった方々は、「遠くから来てくれてありがとう。また来てね」と言ってくださるのです。なにか受け取って頂いているのではないでしょうか。 A ちょっと遠くて… 津波で甚大な被害にあった被災地は東北地方です。その被災地に設けられた各教区、カリタスが運営するサポートセンター・ベースの中でさいたま教区のサポートセンターであるもみの木は、関東地方から一番近い場所にあります(その多くは原町、石巻、大船渡、宮古と関東からは遠い地です)。その意味では教区はなんとか通いでボランティアできる場所に拠点を置いたということができます。 B 私たちでないとだめですか? さいたま教区の信徒数は埼玉県が一番多いです。資金力も他県よりあると思います。その埼玉県が腕組みして、他県に任せきりにしている状況はいかがなものでしょう。小さな教会から止むに止まれず車を飛ばして出かけている方々に今後も力を出していただけるようにするためにも私たち埼玉県が参加する必要があります。 C 具体的にはどうなるの? まだこれはこちらの考えでしかありませんが、1月から、第4週の火曜日から木曜まで月1回ボランティアの枠をもらうことを考えています。とりあえず1月28日〜30日2泊3日で奉仕できる方を募集します。特にドライバーとして車を提供・運転してくださる男性が1名は必要です。ぜひ声をあげてください。自己負担は食事代1日600円3日分1,800円が生じますが、それ以外は交通費を含めて教区負担です。 私たちの心を表すチャンスです。参加ください。(川越・高平)
 もみの木でホアン神父と
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 コーヒーは豆がいのち
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 自転車の置物を作りました
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 何歳ですか?
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