協働宣教司牧 TEAM MINISTRY FOR PASTORAL EVANGELIZATION
協働宣教司牧とは
1)さいたま教区を12のブロックにわける。
2)ブロックチーム(司祭、助祭、シスター、信徒リーダー)が一緒に相談しながら、宣教司牧にあたる。
3)オープンハウスを中心にした言語サポートチームとの連携を図る。
協働宣教司牧が目指すもの
A) ここでは教会のメンバー全員が協働して宣教司牧にあたり、信者一人ひとりがそれぞれの信徒使徒職をよりよく果たす。
B) 司牧者がより広範囲で動き、それぞれの良さ、特色を活かす。
C) ブロックチームと言語サポートチームの連携により、一つの教会を目指す。
D) 互いの小教区の特色を活かし、ブロック間で交流を図り、助け合う。
協働宣教司牧ガイドライン
1・協働宣教司牧
A)協働宣教司牧は小教区の統廃合を考えるものではなく、現状の小教区(各言語別グループを含む)を発展させることを目指す。そのため、すべての信徒・修道者・司祭・助祭の協力によって、宣教司牧の充実をはかる。
B)小教区活動を基盤としながら、いくつかの小教区が担当する地域をもって1ブロックを構成する。司祭は小教区担当司祭として任命される。
C)各ブロックは複数の司祭が担当する。
2・ブロックチーム
D)宣教司牧に携わる担当司祭・助祭・修道者などは、ブロックチームを構成する。
E)信徒がメンバーとして参加することが望ましい。参加の仕方については、ブロックチームの話し合いで決める。
F)チーム内の話し合いで司祭・修道者の中からまとめ役(コーディネーター)を1名選ぶ。
3・言語別サポートチーム
G)言語別のニードに応えるため、司祭・助祭・修道者・信徒でサポートチームを構成し、ブロックチームに協力する。(現在はポルトガル語・スペイン語・フィリピン語・英語・インドネシア語・韓国語チーム、将来は中国・ベトナム語・その他の言語も含める。)
H)サポートチームは言語別に、地域のニーズにもとづき活動内容・範囲を定め、オープンハウスを窓口として調整を図る。
I)ブロックチームは月2〜3日、超修道会シスター数名からなるパイロットチームの派遣を依頼することができる(現段階、スペイン語チームが可能)。その場合、ブロックチームとオープンハウスにて、滞在場所・費用などを取り決める。
J)サポートチームは、オープンハウスで月1度の例会を行なう。
4・オープンハウス
K)オープンハウスはサポートチーム間の連絡調整、多国籍信徒の宣教司牧・調査研究を行なう。
L)サポートチームがブロック内において独自に集会やミサを行なう場合、オープンハウスを通してブロック内のまとめ役に連絡・調整を行う。
M)オープンハウスは教区内全域を対象として人権に関するケースを扱う。
5・チームの例会
N)ブロックチームは少なくとも2ヶ月に1度の例会を行なう。ミサ・祈り・分かち合い・食事などを共にすることが望ましい。
O)ブロックチームはサポートチームと連絡を密にする。また、サポートチームの代表を加えた定期的な例会を行なう(少なくとも2〜3ヶ月に1度)。
P)11月(年末)にはブロックチームの次年度の計画・予算・方向性などを話し合う。
6・チームのルール作り
Q)結成時にチームのルール作りを行なう。
1. 役割分担(会計、建設、日曜学校、書記など)。
2. 典礼・葬儀・結婚式・病院訪問などの分担。プライバシーに関することなど。
3. 献金の取り扱いなど、会計について。
7・教会委員会との連携
R)教会委員会には、少なくとも担当司祭1名以上が参加する。
S)必要に応じて、ブロックチームとブロック内の信徒代表者は会合を持つ。
8・司教との関わり
T)年に一度、各ブロックは共同体の活動等の評価を行い、司教に文書で報告する。サポートチームも同様とする。
U)司牧訪問はブロックごとに行なう。言語別にも配慮する。
V)堅信式はブロックごとに行なう。
9・移行へのプロセス
2004年12月 案を策定(司祭評議会)
2005年 1月 宣教司牧評議会へ諮問
2005年 4月 3〜4つのブロックをスタート(第1次人事異動)
2005年 7月 宣教司牧評議会からの中間答申
2005年11月 小冊子「豊かな交わりを求めて」を配布(教区大会で)
2006年 1月 信徒への「ガイドライン」(含む:ブロック分け)配布
(宣教司牧評議会を通じて)
2006年 7月 宣教司牧評議会からの最終答申
12月 ガイドラインの見直しと移行プログラムの作成(司祭評議会)
2008年 4月 ブロック化が完了