カトリックさいたま教区
ホーム・Home初めての方へ・Welecomeお問い合わせ・Contactサイトマップ・Sitemapご利用について・Conditions of Useリンク・Links文字サイズ・Text sizeQRコード
カトリックさいたま教区

宣教司牧 PASTORAL EVANGELIZATION


「わたしたちの信仰を深めながら、すべての人々、
特に小さくされた人々と共に福音を生き、伝えよう
ーキリストのうちにひとつとなろうー」
(2011ー2020年)



これまでの歩み

 日本カトリック司教団は第二バチカン公会議(1962ー65)の打ち出した現代社会における教会の刷新への歩みを日本においてさらに進めたいと、1984年6月に「日本の教会の基本方針と優先課題」を発表しました。その中での提案に基づき、3年後の1987年11月、京都において、第1回の福音宣教推進全国会議 ”National Incentive Convention for Evangelization(NICE-1)“が開催されました。すべての司教、各教区から代表となった司祭、修道者、信徒が一堂に会しての話し合いの結果、司教団に対する答申が出されました。

 答申を受けて、司教団は同年12月に直ちに臨時司教総会を開催、答申にこたえるメッセージ「ともに喜びをもって生きよう」を発表しました。第1には、社会の中に存在する私たちの教会が、社会とともに歩み、人々と苦しみを分かち合っていく共同体となることを呼びかけ、そして第2には信仰を、掟や教義を中心とした捉え方から「生きること、しかも、ともに喜びをもって生きること」を中心とした捉え方に転換しようと呼びかけています。

 そして1994年10月には、さらなる歩みを進めるべく、「家庭と宣教ー家庭を支え福音を生きる教会共同体の実現をめざして」をテーマに、第2回目の全国会議(NICE-2)が長崎で開催されたのです。

 カトリックさいたま教区は、初代教区長・長江 恵司教が典礼憲章の草案作成メンバーであったことから、第二バチカン公会議の刷新の息吹に早くから触れる恵みを受け、さらに、第5代教区長・岡田武夫司教(現・東京大司教)のもとで、第2回の全国会議の準備のために企画委員会を立ち上げたのが契機となって、教区の宣教司牧評議会(ブロックおよび信徒使徒職団体を代表した信徒の集まり)が誕生しました(1994)。こうして、司祭団だけですべてを決めるのではなく、司祭、修道者、信徒が力を合わせて宣教する共同体へと成長する歩みが始まりました。福音宣教推進全国会議の実りを受けて、さいたま教区は1999年の教区司祭大会において「さいたま教区のヴィジョンと優先課題」を策定し、2010年までの10年間を歩みました。


今、そしてこれから

 2011 年から 10 年間を見すえながら、カトリックさいたま教区は新しい宣教司牧の基本方針と優先課題のもと、再び歩み始めました。これは1999年のものが司祭団のみによって策定されたのに対し、司牧者評議会では司祭・助祭・シスター・信徒宣教者の意見が吸い上げられただけでなく、さらには宣教司牧評議会への司教諮問に対する答申の形で得られた教区内の信徒の意見も反映された画期的なものとして、2011年6月の教区司牧者大会で策定されました。絶えざる教会の刷新と一致を求め、一人ひとりを大切にし、互いを支え合いながら共に歩めますように。