カトリックさいたま教区
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信仰講座 ARCHBISHOP COUSE

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■ 第32回「割礼の廃止と新しい掟」  2018. 5.4説教


復活節第5金曜日 浦和教会初金ミサ
2018年5月4日(金)
第一朗読:使徒言行録15.22-31
福音朗読:ヨハネ15.12-17

第一朗読
使徒たちの宣教は、エルサレムで開かれた使徒たちの会議の結果をわたしたちに告げています。ユダヤ教からの改宗者がアブラハムに与えられた掟、男子は生まれて8日目に割礼を受けなければならないという掟をキリスト教徒にも守らせなければならないかどうかということについて大きな議論が起こりました。そこでペテロをはじめとする使徒たちが、エルサレムで会議を開き、パウロそれからバルナバも参加し、話し合った結果、割礼を受ける必要はないという結論になりました。この時から実質的にイエス・キリストの教会が成立したと言えるのかもしれません。

福音
わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。
友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。
わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。
もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人が何をしているか知らないからである。わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いたことをすべてあなたがたに知らせたからである。
あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。
互いに愛し合いなさい。これがわたしの命令である。」

説教
アブラハムはすべてのユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒から今も尊敬されている偉大な人でありますが、神様から割礼を受けるようにという命令を受けました。その割礼はどうなるのかというのが大きな課題であったのであります。

さて、読んだ福音によりますと、聖霊降臨によって成立した教会が守るべき掟は、
「わたしが愛したように、互いに愛しあいなさい。」
というイエスの言葉であります。わたしがあなたがたを愛したように、つまり、イエス・キリストが弟子たちを愛したように、その愛をもって互いに愛し合うということが新しい掟、イエス・キリストによって与えられた新約の掟となりました。

これは考えようによってはもっと難しいことではないかという気がします。それまで、モーセの十戒、そして、その十戒の解釈から分かれた細かい掟がたくさんあり、それを守らなければならなかったのでありますが、イエス・キリストの到来によって、そのような煩瑣な掟は廃止されたと考えられる。しかし、愛の掟、わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも愛し合いなさいという掟は、限りのないことであるとも言えます。イエスが愛したように愛するということは、イエスのようにならなければできない。イエスのようになるということは、主イエス・キリストの霊、聖霊を受け、いわばキリスト化して、キリストの霊に従って生きることによって初めて可能となります。しかし、わたしたち、日々反省してみればわかることですが、とても完全に守ることはできない。できないということを認めて、お互いに赦しあい、受け入れ合い、そして神様にお詫びして、更なる聖霊の恵みをお受けするようにすることが、わたしたちキリスト者の日々の歩みではないかと思います。




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