カトリックさいたま教区
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信仰講座 ARCHBISHOP COUSE

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■ 第14回「聖ヨセフの信仰」  2018. 3. 19説教


祭壇奉仕者選任式説教
2018年3月19日(月) 聖ヨセフの祝日
浦和教会
選任される神学生:インマヌエル 永島真実

第一朗読:サムエル7・4-5a、12-14a、16
第二朗読:ローマ4・13、16-18、22
福音朗読:マタイ1・16、18-21、24a
(本文)ヤコブはマリアの夫ヨセフをもうけた。このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった。
 イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」
 ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり(にした。)

(説教)
 皆さん、今日は、インマヌエル永島真実さんの祭壇奉仕者の選任式を行います。祭壇奉仕者、祭壇で奉仕する者であります。そして、祭壇奉仕者選任式はミサの中で行われますので、今日、聖ヨセフの日、3月19日を選任式の日といたしました。

 教皇ベネディクト16世は、聖ヨセフの果たしてきた役割の重要性、聖ヨセフに対する信心の高まりを配慮して、ヨセフの名前をミサの奉献文の中に挿入するようにと指示されました。ですから、わたしたちは、ミサの時に、マリア様に続けて、ヨセフの名前を唱えることになっております。ヨセフは、特に、現代の私たちにとって、模範となる、立派な方であったと思います。今読まれましたマタイの福音の中で、ヨセフは、夢の中の天使からお告げを受けて、マリアを受け入れ、そしてマリアの夫となり、さらにイエスの父となると言う決意をしたのであります。身に覚えがないにもかかわらず、許婚の乙女マリアが妊娠したことを知ったヨセフは、どんなに苦しい思いをしたことでしょうか。ヨセフは正しい人であったと言われております。非常に苦しんだに違いない。しかし神様の導きを信じ、マリアと一緒に家庭を築き、家族を保護し、イエスを養育いたしました。

 夢のお告げと言えば、もう一つ、イエスが生まれた直後、ヘロデが、その頃その地方に生まれた全ての男の子を虐殺するという、ひどい事態が起こった時に、夢の中で避難するようにと言う指示を受けて、まだ夜が明けないうちに、すぐにそこを発って、ベツレヘムからエジプトに向かった。夜中、夜が明ける前に、妻と子供を連れて、すぐに出発したのでした。大変信仰深いだけでなく、決断力と実行力のある人であったと思われます。ナザレでの静かな日々を過ごし、そしておそらく、ヨセフは自分の仕事をイエスに教えたことでしょう。ヨセフは普通大工と言われますけれども、家を建てる仕事と言うよりも、いろいろな道具、家具、農具とかそういうものを作ったり修理したりする仕事が主であったのではないかと言われております。

 ナザレにおける聖家族の生活の30年は、それはわたしたちに、この家庭というものが、人間にとって非常に大切である、ということを想い起こさせます。今、日本だけでなく、世界中で、家庭、家族という、人間にとって最も大切な人と人とのつながりが危機に貧している、困難な状態にあることをわたしたちは知っているのであります。そういうこともあったからでしょうか、教皇様は、ヨセフを、大変重要な聖人として、もっと多くの人がヨセフの召命を知るようにと望みになり、ミサ、典礼の中に名前を入れるようにと、お決めになったのではないだろうかと思います。

 ヨセフの生涯は、妻マリアを通し、イエスを育てるために献げられました。このヨセフを導いたのは、何であったのでしょうか。それは、夢の中で彼に告げられた主の言葉、神の導きであります。夢で神様のお告げを受けるというのは、よほど特別な、神に対する深い信仰があったからでありましょうか。ヨセフの言葉というのは、聖書には出てこない。もちろん、言葉は使ったに違いないけれども、記されていない。不言実行の人。神のみ言葉に従って誠実に生き、自分の役割を忠実に果たし、静かに地上の生涯を終えた人でした。イエスは30歳を過ぎてから公生活を始めました。それまでに、イエスがまだナザレにいた時だったのでしょうか、ヨセフは地上の生涯を終えています。ヨセフの死後、イエスは、おそらく、家族の生活を支えるという役割を果たしたと思われます。そして、30歳を過ぎてから、ご存知のように、神の国を述べ伝える活動を始めたのであります。

 さて、そのようなヨセフを記念する今日、永島さんは祭壇奉仕者に選任されます。祭壇奉仕者に選任される者は、教会の奉仕者の務めの中で、特別な役割を受け持つことになります。教会、すなわち、神の民は、感謝の祭儀を頂点として集まり、そこにいのちの源を見いだします。あなたは、教会の司牧責任者の指導、監督のもとに、司祭や助祭を助け、協力し、また、奉仕者として、病人も含めて、信者に聖体を授ける役目が託されます。このような尊い奉仕の務めを委ねられたあなたは、聖体の秘跡に一層深く結ばれるよう努め、自分の役割の深い霊的な意味を悟るように心がけてください。そして、日々、キリストを通して、自分自身を、父である神に捧げるよう努力してください。聖パウロが教えているように、兄弟たちと一つのパンを分かち合うあなたは、すべての兄弟とともに一つのからだを造っています。したがって、キリストのからだである神の民の中で、弱い人や小さな人をとくに大切にし、キリストの愛の教えを実行するよう心がけてください。




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