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平和旬間ミサ・埼玉地区



2015年8月15日 平和旬間・聖母の被昇天


カトリック北浦和教会

今日は、聖母被昇天の祭日です。
聖母は、イエスの復活の恵みを最初に受けた方です。生涯の終わりに、そのからだも魂も天の栄光に上げられました。すべての人類が聖母の被昇天の恵みを受けることができますように心から願って祈りましょう。

聖母マリアは、『平和の元后』とも呼ばれます。母マリアの生涯は、神の計らいへの信仰の模範でありました。
聖母は、人類の希望の星であります。聖母は慈しみ深い神の愛の分配者です。
今日、平和旬間の最後の日に当たり、わたしたちが、平和のために良い働きをすることができますよう、被昇天の聖母に祈りましょう。

イエスは山上の説教で言われました。
「平和を実現する人々は、幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。」(マタイ5・9)
平和を実現するということは、わたしたちすべてのキリスト信者の務めであるだけではなく、すべての人類の責務であります。
わたしは、平和について考える時に思い出す二つの言葉があります。
第一の言葉は、「平和のとりで」という言葉であります。これはユネスコ憲章に出てくる有名な言葉です。
その冒頭の部分で次のように言われています。
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。 相互の風習と生活を知らないことは、人類の歴史を通じて世界の諸人民の間に疑惑と不信を起こした共通の原因であり、この疑惑と不信の為に、諸人民の不一致があまりにもしばしば戦争となった。」(1946年)
人間の心には時として、不信、疑惑、不安、恐怖、憎悪、敵意などが生じます。このような心を引き起こす原因となる状況がこの世界には存在しています。それは、貧困、差別、格差、富の不均衡、圧制、権力侵害などこの世界を覆っている悪の問題ではないでしょうか。このような減少が戦争への引き金になるのではないでしょうか。わたしたちはこのような戦争の原因を取り除ためにあらゆる努力をしなければなりません。
もう一つの思い出す言葉は、『心の武装解除』という言葉です。これは日本カトリック司教団の戦後50周年平和メッセージ『平和への決意』の中に出てきます。
「わたしたちが目指す平和は、キリストの十字架と復活によって実現した神と人類との和解に土台を置いた平和です。・・・キリストこそ、罪によって互いに憎しみ分裂するわたしたち人間の心に愛の火をともし、心の武装解除をなさしめ、傷ついた心をいやし、人類一致と恒久平和のための内的基礎を築いてくださるかただからです。(『平和への決意』より引用)
この『心の武装解除』をという言葉を大切にしたいと思います。
「平和のとりで」を築くために、また「心の武装解除」をするためには、そのために準備が必要です。そのために環境を整える必要があります。ただ祈りだけでなく、その祈りの精神を実行しながら、そのための環境を醸成する必要があります。わたしたちは、貧困と環境破壊、人権侵害と格差、差別などをなくすために努力をしなければなりません。
神の助けを願いながらこの課題に取り組んでまいりましょう。

今日の福音は、いわゆる『マグニフィカート』と呼ばれる、『教会の祈り』の晩の祈りで毎日唱える『マリアの歌』からとられています。

1:51 主はその腕で力を振るい、/思い上がる者を打ち散らし、
1:52 権力ある者をその座から引き降ろし、/身分の低い者を高く上げ、
1:53 飢えた人を良い物で満たし、/富める者を空腹のまま追い返されます。

 戦争は権力者によって起こされます。聖書は、神は権力の乱用をいさめ、権力を貧しい人々、虐げられた人々のための奉仕に転用するようにと望んでいる、と教えています。
また、戦争は資源の争奪をめぐって行われます。神からの賜物である世界の資源は正義と愛によって分かち合うのでなければならないのです。
この神のお望みに応えて、地上の平和のためによい働きができますよう、祈りましょう。


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