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茨城東・西ブロック・合同堅信式



2015年6月28日 茨城東・西ブロック合同堅信式


カトリック水戸教会

第一朗読 知恵の書・13-15、2・23-24
第二朗読 二コリント8・7,9,13-15
福音朗読 マルコ5・21-43(本文)


 今日の福音は、イエスの行った二つの癒しの話を伝えています。
イエスは、ヤイロという会堂長の娘をよみがえらせました。その際イエスが言われた言葉が、「タリタ、クム」というアラム語のことばです。この言葉を唇に上らせた瞬間、娘は生き返ったのでした。その様子を目撃していた人々はこの出来事に大変感動しました。その結果、このイエスの言葉が強く記憶される事となったのです。福音書はギリシャ語で書かれているのですが、この部分、イエスの発したアラムの言葉は、その音声を伝えるためにアラム語の発音のまま標記されて伝えられた、と考えられます。
 今日はもう一つの癒しの話をみていきましょう。もう一つの癒しの話は、出血症の女性の癒しです。
「ここに十二年間も出血の止まらない女がいた。多くの医者にかかって、ひどく苦しめられ、全財産を使い果たしても何の役にも立たず、ますます悪くなるだけであった。 イエスのことを聞いて、群衆の中に紛れ込み、後ろからイエスの服に触れた。『この方の服にでも触れればいやしていただける』と思ったからである。 すると、すぐ出血が全く止まって病気がいやされたことを体に感じた。」
(マルコ5・25-29)
 この女性はどんなにか辛く苦しい日々を送ってきていたことでしょうか。イエスの評判を聞き、イエスに触れることができれば、自分は癒していただける、と信じ、なんとかイエスの服に触れることに成功したのでした。
「イエスは言われた。『娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。もうその病気にかからず、元気に暮らしなさい。』」(5・34)
このイエスの言葉は、彼女にとってどんなに嬉しい救いの言葉であったことでしょうか。
この人の必死の思い、そして「この方の服にでも触れればいやしていただける」
という深く強い思いと信仰をわたしたちはもっているでしょうか。
 イエスは、「安心して行きなさい」と言われました。「安心」は「平和」と同じ意味です。これはミサの閉祭のとき司祭の唱える「行きましょう、主の平和のうちに」との「平和」と同じ平和であります。
平和とは単に争いがない、という状態ではなく、神の御心が行われている状態、人のいのちが神の栄光を受けて輝いている様子、などを指していると思います。

 さて、今日は先週三日間にわたり開催された「司牧者大会」についてお話したいと思います。私たちさいたま教区の司教、司祭、シスター、職員、司牧に携わる者約60人が群馬県伊香保に集まり、教区の現状と課題について話し合いました。
ご存知のように約二年前に、わたくしが教区管理者になりました。わたしたちの教区には種々の課題があります。「司牧者大会」に参加してわたしは色々思い考えました。その結果をいま文章にまとめている最中です。文章はまもなく皆さまにお届け致します。
課題の前にわたしは思います。わたしたちの頼り、助け、救いは主イエスだけです。弱く罪深いわたしたちは主イエスの言葉に信頼し、信仰をもって、イエスに触れ、イエスから、癒しと力を頂きます。
「この方の服にでも触れればいやしていただける」という深い信仰と信頼をもって多くの課題に取り組んでまいりましょう。

 今日はこれから堅信式が行われます。堅信式のときに司教は、受堅の方の額に触れて聖香油を授けます。聖である油、キリストの力そのものをあらわしています。堅信を受ける皆さんは、出血症の女性のような信頼と信仰を新たにしてください。
皆さんは悪に打ち勝ち、キリストの福音を伝え、平和のために働く恵みである、聖霊の7つの賜物、「知恵と理解、判断と勇気、神を知る恵、神を愛し敬う心」を受けるのです。
「この方の服にでも触れればいやしていただける」という深い信仰をもって主イエスに触れましょう。そうすれば、「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。もうその病気にかからず、元気に暮らしなさい。」というイエスのお言葉を受けるでしょう。

 人生は困難です。この世の問題は数え切れません。勇気を出しましょう。わたしたちは悪と戦う戦士であります。イエスは聖霊の賜物を授け、悪と罪を戦う力をあなた方に与えます。
堅信の秘跡を受ける人は、キリストの弟子として、悪と戦いながら、「地の塩」「世の光」となり、神の国の到来を告げ知らせ、人々を導き励ます者となるのです。
そのようなキリストの弟子の模範として、わたしたちは蟻の町のマリアと呼ばれる、エリザベット・マリア北原怜子さんを知っています。北原さんの生涯が人々の模範となるということが認められて、2015年1月22日に教皇様から「尊者」という称号を受けました。
またわたしたちはキリシタン大名ユスト・高山右近が模範的な信仰のあかしを残してくださったことを知っています。まもなくの高山右近の列福が期待されています。
わたしたちもこの人たちの模範に励まされ、知恵と勇気をもって歩んでまいりましょう。

 今年、日本の司教たちは戦後70周年を向かえて「戦後70周年の平和メッセージ」を発表しました。50年、60年の時も司教団は平和のメッセージを出しています。50年、60年の司教団の平和メッセージを併載した小冊子に編集されて発行されています。是非お読みいただき、その中で述べられている平和の実現のための提案を実行するようにお願いします。



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