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東日本大震災追悼祈念ミサ・選任式



2015年3月15日 東日本大震災追悼祈念、朗読奉仕者・祭壇奉仕者選任式ミサ


四旬節第4主日、日立教会
第一朗読 歴代誌下36・14-16、19-23
第二朗読 エフェソ2・4-10
福音朗読 ヨハネ3・14-21

選任される神学生
朗読奉仕者 インマヌエル 永島真実(まさみ)
祭壇奉仕者 ペトロ    高瀬典之

 
2011年3月11日に東日本大震災が起こってから4年がたちました。今日は大震災で亡くなられた方々を追悼し、復興を祈念してこのミサをささげます。
 大震災が起こった時、日本の7歳の少女が教皇ベネディクト十六世に手紙を送り、質問をしました。
 「わたしたち日本に住んでいる子どもたちは何故このような怖い目にあわなければならないのですか。教皇様、神様に聞いてください。」
 驚いたことに教皇はこの少女の質問を取り上げてお答えになったのです。
 「わたしにも何故か、と言う質問に答えることはできません。でもわかってください。世界中の人は皆さんの苦しみ悲しみを知っています。皆さんのために祈り皆さんを助けたいと願っています。神様は皆さんの苦しみ悲しみをご存知です。神様は皆さんと一緒にいてくださいます。神様は皆さんを愛しています。何故このようなことが起こったか、わかりませんが、いつか分かる時がくるでしょう。わたしも皆さんのために祈り、できる援助を致します。」
 実際、教皇はご自分の代理としてロベール・サラー枢機卿を被災地へ派遣してくださいました。
 わたしは「地震」ということからパウロの教えを思い出します。
 パウロによれば、すべての被造物はいつか滅びへの隷属から解放されて、神の子供たちの栄光に輝く自由にあずかる日を待ち望み共にうめき、共に産みの苦しみを味わっている、というのです。(ローマ8・21-22)
 被造物も解放の時を待っています。被造物も神の栄光に与る日が来るのを待っています。人間だけでなく人間以外の被造物も救いの時を待っている、とパウロは言うのです。いつか宇宙万物は「新しい天と新しい地」として完成するのです。この希望に支えられて復興のために力を合わせて歩んでまいりましょう。
ますよう、祈り、そのために働きたいと思います

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)
この箇所は福音の要約、真髄であると言われております。
神はわたしたち人間を創造しました。それはわたしたち人間に神の命を与え、神の幸福に与らせるためでありました。しかし人間は神の好意に応答せず、神に背き、神の怒りを招きました。
「その民に向かって主の怒りが燃え上がり、もはや手の施しようがなくなった」(歴代誌下36・16)と歴代誌が告げるとおりです。それでも神は人間を招くことをやめませんでした。
怒りの神は憐れみの神であり、民の罪を赦し、救う神であります。主なる神は、ご自分の独り子イエスをこの世に派遣し、イエスが罪のあがないのために十字架にかかることさえ、耐え忍ばれました。イエスの十字架は、わたしたち人間に永遠の命を与えるためでした。
この神の愛とは、罪人を愛する神の愛、罪を赦す神の愛、罪深く弱く自己中心のわたしたちを受け入れ清め救おうとする愛であります。神は怒りを鎮め心に痛みを憶えながらそれでも人間を救おうとし、愛する子イエスを地上に遣わし、イエスが十字架上で屈辱の死を遂げることを妨げられなかったのでした。この時の神の心情は、日本語では「辛さ」ではないかと思います。

今日、選任式をうけられるお二人、永島真実(まさみ)さん、高瀬典之さん。
あなたがたはこの神の愛を宣べ伝え実行するために司祭への道を歩んでいます。どうか日々の祈りを大切にしながら神の愛と、そして、十字架につけられたキリストを述べ伝えてください。今日ここに集まっている皆さんは、必ずあなた方のためにいつも祈ってくださるでしょう。


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