第1日目 8月17日(月) 元気に羽田に集合。フィリピン航空機でフィリピンへ向った。夕刻、マニラ空港に着き、旅の案内をしてくださる山本雅子さんと宿泊のお世話になる聖心侍女会のシスター千葉が出迎えてくださった。宿泊はケソン市のアテネオ大学に近い、同修道会の黙想の家に。
第2日目 8月18日(火) この日のテーマ『16〜7世紀(キリシタン時代)、フィリピンと日本の交わり』。まず、長崎で殉教した宣教師聖ペドロ・バウティスタ(日本二十六聖人の一人)が日本に向かうまで祈り過ごしていたその名もサン・ペドロ。バウティスタ教会と祈りの祠を訪れ、長年マニラで手話教育に携わっておられる佐藤宝蔵神父さんからお話を伺うことができた。
ついで、高山右近がマニラへと追放されたとき、その船でマニラへ里帰りしたマリア像「ラ・ハポネーサ」が今も大切に保管されている聖ドミンゴ教会を訪れ、気高さの感じられる大きなマリア像だった。 ついで、チャイナタウンへ向かう。そこにあるビノンド教会はフィリピン人の最初の聖人で聖ロレンソ・ルイスが属していた教会だったとのこと。(聖トマス西と15殉教者の中の一人)。彼は犯罪の嫌疑をかけられ、通詞として司祭に同行し、殉教することとなった。 最後は、信仰のためにこの世の栄光を捨てた高山右近のゆかりの地を訪れた。マニラについたとき、上陸した船着き場と城壁の門、その死までわずか2か月だったが住んだ館の跡や祈った教会の跡、右近とともにマニラへ流され、マニラで生涯を終えた京都・八木の城主内藤如安の記念碑、プラザ・ディラオ(パコ駅の前)に建つ凛々しい右近の像を訪れ、帰路に就いた。 夕方、6時からは中嶋神父様がミサを立ててくださり、みんなで、その日一日の恵みに感謝することができた。
|
|