聖書朗読(ルカ23:44〜47)は、斉藤助祭によって朗読された。
その後、猪俣神父が野上神父のエピソードを語った。 そのいくつかを紹介する。
「野上神父は、北関東の開拓者であるカジャック神父から受洗。 アタナジオという霊名は、この聖人はあまり有名ではなく暇なのでよく守ってくださるからということらしい。しかし、聖アタナジオは教会博士で、揺れていた教会の中で、三位一体の姿を理性的にとらえて教会をゆるぎないものとした方。
司祭になってからは、学生会の指導に力を入れられました。 私も、公教要理を教えていだたいた一人。一対一で教えていただき、あの時代は、すべて神父さんの手書きでガリ版印刷でした。 何事にも研究して決定していくタイプ。 草加教会時代、教会に行くために「開かずの踏切」と言われた場所がありました。 その時、自転車を購入して、駅のホームをかついで線路を超えてわたるという自由な人でした。頭脳明晰であり、茶目っ気のある方でした。
教会学校のキャンプで眠れない夜、野上神父が「一杯やりたいですね」と。 二人でこっそりと幼稚園の保健室に忍び込み、消毒用アルコールをお湯で割って飲んで「チツ チッ」と笑っていらっしゃいました。」
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