谷司教は、説教でワレ神父の思い出について話した。
『・・・ワレ神父さんはベルを集めていました。どこかへ出かけていくと買ってきて、来る人来る人に自慢するんです。すると、今度は誰かが旅行に出かけるとお土産にベルを買ってくるのです。司祭達におくばりいたしました。一緒に鳴らしてみましょう♪♪♪ 』
『150年前、日本に最初に足を踏み入れたのはパリ・ミッション会でした。今年は「再宣教の年」といわれ、11月 24日に横浜・山手教会で記念ミサがありました。記念の集まりで聞いたところによると、フランスからの献金は大都会ではなく、地方の貧しい信徒達が宣教地のために献金して日本の教会が建ちました。お金持ちの献金に頼るのではなく、《信仰あつき信徒達の日本の宣教150年》ともいえます。』
『・・ワレ神父さんも宣教師として、貧しい人、差別されている人、民衆に宣教し、一人ひとりとの出会いを大切にして、一つ一つの問題も丁寧に解決されてきました。パリ・ミッションの宣教のあり方ともいえます。』
『・・ワレ神父様を讃えるのではなく、ワレ神父様を宣教師として選び、さいたま教区に派遣してくださった神様に大いなる栄光と賛美を共に捧げていきましょう・・』(割愛した部分があります。ご了承ください。)
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